豪雨の中、閉ざされたモーテルで、次々と消えていく人々。
一体誰が?
そして一体何が起きているのか?
というサスペンス映画である。

本作を観た後、最初に感じたのは、「出来ることなら、最後まで騙して欲しかった。」ということである。

この映画のコンセプトは比較的斬新で興味深い、と言っても良いと思うのだが、その割、伏線があまりにも明確で、おそらく多くの観客はモーテルで一体何が起きているのかが、すぐわかってしまうのではないだろうか。

そして、このタイプの映画はその根本のコンセプト(謎)が判明した瞬間、ただの勢力争いの映画になりさがってしまうのだが、それが非常に残念に思われる。
事実、わたしは中盤の謎解きの場面のしばらく前に、モーテルで何が起きているのかがわかってしまい、その時点で映画に興味がなくなってしまっていた。
劇場を出ようとも思ったのだが、わたしの考えが万一外れたら、それはそれでつまらないので、最後まで観ることにしたのである。

わたしに残された関心は犯人だが、犯人も順当な人だったのではないだろうか。特に以外ではなかった。というより、その人以外考えられないのではないかと思う。

因みにキャストだが、レイ・リオッタはミス・キャストではないかと思う。
出来れば、レイ・リオッタとジョン・キューザックの役柄を逆にした方が良かったんじゃないかな。
と思ったりする。

ネタバレしないように話すのは難しいので、この辺にしておきます。

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tkr

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