救急車に乗った話

2003年10月21日
わたしは子供の頃病弱で、何度か救急車で救急病院に搬送されたことがあるのだが、この度、付き添いとして、つまり健康な状態で救急車に乗る機会があった。

とある知り合いが、路上で体調が悪くなり、救急車を呼び、わたしが付き添いで病院までついて行った訳である。

で、健康な状況で救急車に乗った所感を少々。


1.受入先病院が決まるまで結構時間がかかる。

今回は内科と脳神経科の疾患の可能性があったため、内科と脳神経科を具備した救急病院のうち、受け入れる余地のある病院を探すため、救急隊員が電話(無線ではなくおそらく電話)でやりとりをするのだが、それには少し時間がかかっていた。
勿論、病院に行ったは良いが、結局は受け入れてもらえず、病院を盥回しにされてしまうよりは全然良い訳だが、急病人を抱えた状態で救急車が止まっているのは、なんとも釈然としないものがあった。

2.救急車にもカーナビが付いていた。

最近はタクシーにもカーナビが付いている位なので、あたりまえと言えばあたりまえなのだが、なんとなく驚いてしまった。

3.救急車は無茶なルートを走る。

救急車は緊急車両な訳で、サイレンを鳴らし救急車のコースを周辺にアナウンスしつつ走る訳だが、結構無茶なコース取りをしていた。
進行方向を変えるために路地をくねくね走り回ることは勿論、進行方向が渋滞していると、反対車線を平気でしばらくの間、走行したのには、ちと驚いた。走り出してからは、信号もお構いなしに、平然と悠然と自らが作り出す道をひた走るのであった。
ドライバーは、救急車のコース取りを周辺にアナウンスしつつ、段差等の路面状況をわたし達に的確に伝えていたのである。

4.救急隊員は良い人だった。

救急隊員は、いろいろな点で良い人だったのだが、それを端的に表すエピソードをひとつ。
急病人が、指にクリップで止める計器について質問した際、丁寧に血圧と酸素飽和度を計る計器であることを、そして酸素飽和度とは何かを丁寧に説明していた。
自分の仕事をしつつ、急病人のつまらない質問に丁寧に対応するあたりは、素敵な救急隊員だったのだ。

まあ、そんなところです。
因みにパトカーにも乗ったことがあります。
その辺の話は、そのうちにご紹介したいと思います。

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tkr

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