ひとりで出来る自主制作映画 その7
2003年9月10日 自主制作映像作品ひとりで出来る自主制作映画
その7 To do, or not to do, That is the question.
本コンテンツ「ひとりで出来る自主制作映画」も回を重ね、7回目を迎えてしまいました。
不定期連載で、しかもシリーズ全体を通した論理的な構成を全く行っていないので、論旨に瑕があるかも知れませんし、また同じ処を何度も何度も回っているような印象を与えるかも知れませんが、ライヴ感を大切にこのまま進めたいと考えています。
しかし、前回の第6回目から、しばらく間が空きましたので、どんな話になっていたかを簡単にまとめますと、前回は5〜10人規模のプロジェクトとして、映像作品を制作する場合、監督やメイン・スタッフが直面する困難を列挙してみました。
今回は、それに鑑み、何故わたしは、ひとりで自主制作を行うことをおすすめするのか、をお話したいと思っています。
さて、それでは、前回のお話を受けて、論を進めることにします。
前回示した通り、監督として5〜10人規模のプロジェクトチームを率い、映像作品を制作するには、本来監督がやるべき映像作品の制作に関する事柄以外に、些細なそれでいて重要な「やらねばならぬ事柄」が山のようにあります。
何故あなたがそれらの事柄をやらねばならないのかと言いますと、その映像作品の制作は、あなたが監督として、あなたが中心となって、あなたが牽引すべき、あなたのプロジェクトであり、他のスタッフやキャストは、あなたに口説かれて、遊び半分、嫌々ながら、またはボランティア感覚でついてきているに過ぎないからです。
あなたは監督である以上、それらの「やらねばならぬ事柄」を全てこなしつつ、または進捗管理しつつ、メインの事柄である映像作品の制作を行わなければならないのです。
↓
これははっきり言って大変です。語弊はありますし、軽く矛盾していますが、必然的に瑣末なことを行う、優秀なスタッフが絶対的に必要になるでしょう。
しかし、経験の無い監督に、それほどやる気がある訳ではないスタッフをマネージメントし、叱咤激励し義務を果たさせる事は出来るでしょうか。
これはまるで、船に乗ったことの無い人が船長として、素人同然の船員たちを使って大海原を航海するようなものだと思います。
しかも、集まったスタッフは前述のようにあなたほど本気で映像作品を作ろうとは思っていないのです。
何しろ彼らは楽しいことを求めて、遊び感覚のボランティア気分で、このプロジェクトに参加しているのですから。彼らは、最初から義務や役割を負いたいとは考えていないのです。
↓
このような状況では、本来あなたがやらねばならぬ事柄に集中する為、やはり、監督として映像作品制作の経験を積む必要が出てきますね。
これは映像制作に集中する為、映像作品の制作の全工程を体験し、些細な事柄を軽くいなすことを覚え、またスタッフやキャストをマメージメントする経験を積む必要性が感じられるからです。
↓
それなら、どこかの映画サークルに入って、スタッフとして経験を積みますか。
でも、数ある映画サークルはスタッフやキャストを求めているのであって、監督を求めているのではありません。
何しろ、監督になりたい人達が、映画サークルを主催し、その下で働くスタッフやキャストを募集しているのですから。
制作すべき企画やビジョンは既にあり、後はそのビジョンを実現する為の道具としてのスタッフやキャストを彼らは求めているのです。
↓
余談ですが、仮に50名規模の映画制作サークルがあったとして、年間にそのサークルとしてのオフィシャルな作品として制作される映像作品は、経験上せいぜい5本程度だと思います。
つまり、50名規模の映画制作サークルに入った場合、5/50に入らないと監督として映像作品を制作する事はできないのです。
↓
あなたはスタッフで満足できますか。
確かあなたは監督をしたかったのではなかったんですか。
どうです。だんだん見えてきましたね。
ここで大きな分岐点が見えてきました。
1.映画制作サークルという組織の中で歯車として映像制作に携わり経験や実績を積み、いずれ監督としての役割が回ってくることを期待する。
2.とりあえず、必要最低限の人数、−ここではひとりということ、−で映像作品の制作を何度も何度も経験し、その映像作品を見せつつ、あなたと同じくらいやる気のあるスタッフやキャストを集め、ゆくゆくは映画制作サークルを主催する。
3.映画制作サークルに属し、スタッフとして映画制作にかかわる一方、必要最低限の人数、−ここではひとりということ、−で映像作品の制作を始め、映画制作サークル内で、あなたの実力を認めたスタッフやキャストを集め、監督として自主制作を行う。
さあ、あなたはどれを選択しますか?
ひとりで出来る自主制作映画 その8
http://diarynote.jp/d/29346/20030922.html
ひとりで出来る自主制作映画 その1
http://diarynote.jp/d/29346/20030806.html
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その7 To do, or not to do, That is the question.
本コンテンツ「ひとりで出来る自主制作映画」も回を重ね、7回目を迎えてしまいました。
不定期連載で、しかもシリーズ全体を通した論理的な構成を全く行っていないので、論旨に瑕があるかも知れませんし、また同じ処を何度も何度も回っているような印象を与えるかも知れませんが、ライヴ感を大切にこのまま進めたいと考えています。
しかし、前回の第6回目から、しばらく間が空きましたので、どんな話になっていたかを簡単にまとめますと、前回は5〜10人規模のプロジェクトとして、映像作品を制作する場合、監督やメイン・スタッフが直面する困難を列挙してみました。
今回は、それに鑑み、何故わたしは、ひとりで自主制作を行うことをおすすめするのか、をお話したいと思っています。
さて、それでは、前回のお話を受けて、論を進めることにします。
前回示した通り、監督として5〜10人規模のプロジェクトチームを率い、映像作品を制作するには、本来監督がやるべき映像作品の制作に関する事柄以外に、些細なそれでいて重要な「やらねばならぬ事柄」が山のようにあります。
何故あなたがそれらの事柄をやらねばならないのかと言いますと、その映像作品の制作は、あなたが監督として、あなたが中心となって、あなたが牽引すべき、あなたのプロジェクトであり、他のスタッフやキャストは、あなたに口説かれて、遊び半分、嫌々ながら、またはボランティア感覚でついてきているに過ぎないからです。
あなたは監督である以上、それらの「やらねばならぬ事柄」を全てこなしつつ、または進捗管理しつつ、メインの事柄である映像作品の制作を行わなければならないのです。
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これははっきり言って大変です。語弊はありますし、軽く矛盾していますが、必然的に瑣末なことを行う、優秀なスタッフが絶対的に必要になるでしょう。
しかし、経験の無い監督に、それほどやる気がある訳ではないスタッフをマネージメントし、叱咤激励し義務を果たさせる事は出来るでしょうか。
これはまるで、船に乗ったことの無い人が船長として、素人同然の船員たちを使って大海原を航海するようなものだと思います。
しかも、集まったスタッフは前述のようにあなたほど本気で映像作品を作ろうとは思っていないのです。
何しろ彼らは楽しいことを求めて、遊び感覚のボランティア気分で、このプロジェクトに参加しているのですから。彼らは、最初から義務や役割を負いたいとは考えていないのです。
↓
このような状況では、本来あなたがやらねばならぬ事柄に集中する為、やはり、監督として映像作品制作の経験を積む必要が出てきますね。
これは映像制作に集中する為、映像作品の制作の全工程を体験し、些細な事柄を軽くいなすことを覚え、またスタッフやキャストをマメージメントする経験を積む必要性が感じられるからです。
↓
それなら、どこかの映画サークルに入って、スタッフとして経験を積みますか。
でも、数ある映画サークルはスタッフやキャストを求めているのであって、監督を求めているのではありません。
何しろ、監督になりたい人達が、映画サークルを主催し、その下で働くスタッフやキャストを募集しているのですから。
制作すべき企画やビジョンは既にあり、後はそのビジョンを実現する為の道具としてのスタッフやキャストを彼らは求めているのです。
↓
余談ですが、仮に50名規模の映画制作サークルがあったとして、年間にそのサークルとしてのオフィシャルな作品として制作される映像作品は、経験上せいぜい5本程度だと思います。
つまり、50名規模の映画制作サークルに入った場合、5/50に入らないと監督として映像作品を制作する事はできないのです。
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あなたはスタッフで満足できますか。
確かあなたは監督をしたかったのではなかったんですか。
どうです。だんだん見えてきましたね。
ここで大きな分岐点が見えてきました。
1.映画制作サークルという組織の中で歯車として映像制作に携わり経験や実績を積み、いずれ監督としての役割が回ってくることを期待する。
2.とりあえず、必要最低限の人数、−ここではひとりということ、−で映像作品の制作を何度も何度も経験し、その映像作品を見せつつ、あなたと同じくらいやる気のあるスタッフやキャストを集め、ゆくゆくは映画制作サークルを主催する。
3.映画制作サークルに属し、スタッフとして映画制作にかかわる一方、必要最低限の人数、−ここではひとりということ、−で映像作品の制作を始め、映画制作サークル内で、あなたの実力を認めたスタッフやキャストを集め、監督として自主制作を行う。
さあ、あなたはどれを選択しますか?
ひとりで出来る自主制作映画 その8
http://diarynote.jp/d/29346/20030922.html
ひとりで出来る自主制作映画 その1
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