梅雨の罠

2003年7月28日
わたしの駐車場は、マンション敷地内にある立体型駐車場で、一台分のスペースに3台駐車できる、という優れものであり、わたしの車は一番下(地下2階相当)に格納されているのだ。


第一の罠

わたしの車は、常にB2F相当の地下に格納されており、専用キーが無いと地上に上げることが出来ない。そのため車場荒し等に対するセキュリティ対策は万全なのである。

しかしながら、車は通常、視認できない地下に格納されているため、半ドアによる車内灯やスモールライトが点いた状態で地下に格納してしまっても、状態が確認できず、近所の人も誰も気づかないため、すぐバッテリーが過放電してしまい、バッテリー自体がお釈迦になってしまう可能性を秘めているのだ。

事実、わたしの車も、おそらく半ドア車内灯点灯状態でB2Fに格納してしまったらしく、6月中旬にバッテリーが死んでいる状態で発見されたのだ。

第二の罠

バッテリーが死んでしまっている以上、車を引き上げても仕方が無いので、わたしは1ケ月程B2Fに車を放置していた訳であるが、先日友人の力を借り、バッテリーを交換すべく、車をB2Fからサルベージしてみたのである。

で、わたしたちが発見した車は、フロント・ウィンドウ越しに見るかぎり、ダッシュボードが、うっすらとした白色斑点模様に覆われていたのだ。

賢明な読者諸氏は既にお気づきのことと思われるが、関東地方の今年の梅雨は思いのほか長く、かつ湿度も高かったようである。
わたしの車のダッシュボードはなんと、黴に覆われていたのである。
おっとろしー。

これは凄い体験なのだ。

状況を確認すると、エアインテーク(?)を「外気」にした状態で地下に車を格納している人は、ご注意なのだ。
地下に溜まった湿度が車内に忍び込み、時々地上に引き上げないと、ダッシュボードが黴てしまうぞ。

ところで、わたし的に不思議だったのは、シートやカーペットのような一般的に考えて黴やすいものは無事で、ダッシュボードのような樹脂製のパーツに一様に黴がはえていたことなのである。何でだろう。

で、ぼくらは車内外を見事に洗車・洗浄し、新車同様の良い感じの車に仕上げたのである。
エアコン内、シートやカーペット、ダッシュボード、ボディ等々の大掃除だったのだ。
ついでに、布の匂いとりや、乾燥剤的なものを車内常駐させたことは言うまでも無いだろう。

そんなこんなで、その黴車は早いところ、売っぱらって、新車を購入したい今日この頃なのだ。

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tkr

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