池袋「新文芸坐」で、『魅惑のシネマクラシックス3「コロムビア映画名作選」』の一貫として「「未知との遭遇<特別編>」を観た。と言っても、4月22日のことだが。

まず、スクリーンで「未知との遭遇」を観ることが出来ることが嬉しい。
フィルムはズタボロで、冒頭の砂漠のシーンでは、フィルムのスクラッチのため、砂嵐は倍増するし、フィルムの巻が変わるパンチ付近では緑の物体が乱舞するが、なんて言っても、前述のように「未知との遭遇」をスクリーンだ体験できることが嬉しいのだ。

内容については今更語るつもりはないが、後年スティーヴン・スピルバーグが「家族を捨てて宇宙へ旅立ってしまう映画は今では作れない」と言ったように、ロイ・ニアリーの生き様は賛否両論だろうが、傑作は傑作なのだ。

あと、冒頭付近の「バリー少年の笑顔」は映画史に残る名演技だろう。

世間的には、スピルバーグは傑作を量産していることになっているが訳だが、なんといっても、未だ「ジョーズ」と「未知との遭遇」以上の作品を撮っていない、というのがなんとも感慨深い。

「未知との遭遇<特別編>」
"CLOSE ENCOUNTERS OF THE THIRD KIND: THE SPECIAL EDITION"
1980年/アメリカ作品/コロムビア映画/132分/スコープサイズ
監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:リチャード・ドレイファス、フランソワ・トリフォー、テリー・ガー、メリンダ・ディロン、ボブ・バラバン

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tkr

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