池袋「新文芸坐」で、『魅惑のシネマクラシックス3「コロムビア映画名作選」』の一貫として「イージー・ライダー」を観た。

いまさら感想というのもなんですので、1999年に新宿「シアターアプル」において開催された「コロムビア映画75周年記念映画祭」で「イージー・ライダー」を観た際の感想を再書き込みします。

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アメリカン・ニューシネマの金字塔、永遠の名作「イージー・ライダー」を見た。妙にズームの多いホーム・ムービー風のカメラ、変に細かいカット割り。若く、稚拙に感じられるようなところもあるが、そんな事は全くどうでも良いのである。良い映画は、絶対的に良い映画なのである。本当に素晴らしい映画である。

シークエンスをジャンプする際の細かいカットの編集や、モーターバイクが走る細かいカット割り。趣のある、動的なそれでいて美しい、良い編集をしている。曲の使い方も素晴らしい。モーターバイクにピーター・フォンダにデニス・ホッパー。そして音楽。それだけで、生き生きとした、感動的な美しいシークエンスの出来上がりなのである。

ピュアな心ピーター・フォンダ。久しぶりに映画を見て本当に涙がこぼれた。良い映画は本当に存在するのである。

「イージー・ライダー」
"EASY RIDER"
監督:デニス・ホッパー
出演:ピーター・フォンダ、デニス・ホッパー、ジャック・ニコルソン
1969 / アメリカ / コロムビア

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余談ですが、わたし、この「イージー・ライダー」は、1968年のイギリス・フランス映画「あの胸にもういちど」に着想を得ているような気がします。

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