「猟奇的な彼女」

2003年2月10日
スピルバーグを魅了した500万人動員の韓国歴代No.1ラブストーリー!
というコピーでおなじみで、観客動員的にも大変な勢いの「猟奇的な彼女」を観ました。

ホントは「8人の女たち」を観るつもりだったのですが、どこにいっても前売券が売り切れてまして、結果的に「猟奇的な彼女」を観ることになりました。
実は「猟奇的な彼女」は、予告編を見て以来、ずっと気になってたのですが、ラヴ・ストーリーなんでおそらく見逃してしまうタイプの映画だと思ってましたが、連れの「観たい!」という一言で観ることにしました。

一言で言うと、良い映画でした。
一日経って思うのは、ホントに良い映画だったな。
ということと、また観たいな。ということですね。
一回観た映画を、次の日にまた観たいという映画は久しぶりですわ。
幸せな気分になれます。

まずは、脚本がよく出来てました。
例えは悪いですが、「バック・トゥー・ザ・フューチャー」トリロジーの脚本がシリーズ全体として良く出来ているような感じでした。
またロバート・ゼメキスのようなマニアックでいて真摯な作り込みが感じられました。

ちょっとわかりやす過ぎるのですが、いくつかの効果的な伏線が素晴らしい印象を与えてますね。
また、撮影についても、演出的、効果的にミスデレクションを誘発させるようなカットが、二度あり、これも上手いな。と思いました。

物語は、正義感が強い自己中の彼女と、とっても優しい彼の猟奇的なラヴ・ストーリーです。
方向としては、笑いながら何時の間にか泣かされてしまうタイプの映画でした。

あとは、韓国の一般の人々の風俗が良く描写されてて興味深かったですね。
具体的には、日本で公開されている韓国の映画は、特別な場所を舞台にしている映画が多いのですが、韓国の街中を普通に舞台にしてる点が興味深かったです。

ヒロインのチュン・ジヒョンはとっても良かったですね。何しろ可愛いです。あんな彼女いたら楽しいですよね。猟奇ですけど、正義感が強くて、悲しみを誤魔化して強がってるのよね。

キョヌ役のチャ・テヒョンも良かったです。一見情けないように見えるけど、究極の優しさと究極の愛なのよね。彼が持っているのは。

みんな優しい人なんだよね。

音楽も良いよ。

ちょっと酔ってるので、支離滅裂かな。


「猟奇的な彼女」
"MY SASSY GIRL"
2001年/韓国/122分/ビスタサイズ
製作:シン・シネ・コミュニケーションズ
配給:アミューズ・ピクチャーズ
監督:クァク・ジェヨン
出演:チュン・ジヒョン、チャ・テヒョン

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