「トランスポーター」
2003年2月6日リュック・ベッソン製作・脚本の「トランスポーター」を観た。
この映画、予告編を見て、観たくて観たくて仕方がない映画だったのだ。
なにしろ、予告編的にはスタイリッシュで格好良い「タクシー」チックなアクション映画だと思ったからである。
ついでに、最近のフランス製アクション映画は、香港系のアクション指導が入っており、期待してしまったのだ。
ところで、わたしは個人的にリュック・ベッソンが好きである。(勿論「レオン」まで。)
しかしながら最近のベッソン監督作品には、残念ながらあまり面白いものは無いのだ。(「フィフス・エレメント」以降ね。)
しかし、最近のベッソン製作の映画には面白いものが多いのだ。とは言っても「タクシー」シリーズと「キス・オブ・ザ・ドラゴン」位であるが・・・・。
もうベッソンは監督が出来ないのではないかと心配になってしまう位に、脚本や原案、製作の作品が多いのはいかがなものだろうか。
さて気になる本作であるが、例によって一言で言うと、大変面白いアクション映画だった。
物語は、高額な報酬と引換えに、どんな依頼品でも正確に目的地まで運ぶプロの「運び屋」フランク・マーティン(ジェイスン・ステイサム)であるが、自らにかせたルールを破り、依頼品の中身を見てしまったのだ。その依頼品は美しい女性だった・・・・。
で、わたし的には、多くの観客と同様に「タクシー」方面のカーアクションを期待していたのであるが、その期待は良い意味で裏切られてしまった。
勿論、オープニング・アクションは、予告編でおなじみの銀行強盗の「逃がし屋」の仕事であったが、期待したカーアクションはそれだけである。しかし、オープニング・アクションは「タクシー」以上のカーアクションであったし、白いプジョーのタクシーも登場したしね。
で物語は転々とし、カーアクションから、カンフー・アクションへ、そして元軍人とコックといえば「沈黙の戦艦」へ、そして007系の大掛かりなアクションへと派生し、更には「マッド・マックス」や「レイダース」系のトレーラー・アクションへと発展してしまうのだ。
わたしの期待の方向とは若干違っているが、大変満足の行くアクション・シークエンスのつるべ打ち状態なのだ!!
さて、ジェイスン・ステイサムですが、ガイ・リッチー監督作品の「ロック、ストック&スモーキング・バレルズ」で見出され、ガイ・リッチーの次回作「スナッチ」でスターダムにのっかっちゃった訳だが、本作では女性ファン急増のスタイリッシュ・ピープルなのだね。
アクションの後でも、パンツ(スラックスね)の後の線が崩れてないのが凄い印象的でした。
スー・チーは、実は香港では50本以上の出演作を誇る女優なのであるが、本作で世界にデビューという感じだろうか。
あと印象に残ったのは、フランクの友人的警部役のフランソワ・ベルレアンである。この人もフランス映画では50本以上のキャリアを持つ俳優で、本作では憂いのある正義感溢れる役柄を演じている。
例によって最後に良い所をもってっちゃうタイプの役柄である。
クンフーアクションについては、コーリー・ユンのアクション・コーディネートはお笑いのツボ満点で、クンフー・アクションは非常にコミカルに、かつその辺のモノをよく利用するアクションで見ていて楽しいのだ。やっぱ香港系なのだ。
やはりちょっと寄りの画が多いかな。
脚本は、リュック・ベッソンとロバート・マーク・ケイメンですが、わたしは「ザ・ドライバー」系を想像してたのですが、いつのまにか「沈黙の戦艦」系になっちゃって、つまり安易な方面にいっちゃってちと残念だったのだ。
「ザ・ドライバー」ミート「沈黙の戦艦」+「007」+「マッド・マックス」かな。
オープニングのBMW登場シークンエンスは「マッド・マックス」でしたし。
トレーラー・アクションは「マッド・マックス2」だしね。
「トランスポーター」
"LE TRANSPORTEUR"
2002年/フランス/カラー/1時間33分/スコープ・サイズ/
ヨーロッパ・コープ作品
カレント・エンタテインメント、カナル・プリュス提供
共同製作:TF1フィルム・プロダクション
配給:アスミック・エース
監督:ルイ・レテリエ
出演:ジェイスン・ステイサム、スー・チー、マット・シュルツ、フランソワ・ベルレアン、
この映画、予告編を見て、観たくて観たくて仕方がない映画だったのだ。
なにしろ、予告編的にはスタイリッシュで格好良い「タクシー」チックなアクション映画だと思ったからである。
ついでに、最近のフランス製アクション映画は、香港系のアクション指導が入っており、期待してしまったのだ。
ところで、わたしは個人的にリュック・ベッソンが好きである。(勿論「レオン」まで。)
しかしながら最近のベッソン監督作品には、残念ながらあまり面白いものは無いのだ。(「フィフス・エレメント」以降ね。)
しかし、最近のベッソン製作の映画には面白いものが多いのだ。とは言っても「タクシー」シリーズと「キス・オブ・ザ・ドラゴン」位であるが・・・・。
もうベッソンは監督が出来ないのではないかと心配になってしまう位に、脚本や原案、製作の作品が多いのはいかがなものだろうか。
さて気になる本作であるが、例によって一言で言うと、大変面白いアクション映画だった。
物語は、高額な報酬と引換えに、どんな依頼品でも正確に目的地まで運ぶプロの「運び屋」フランク・マーティン(ジェイスン・ステイサム)であるが、自らにかせたルールを破り、依頼品の中身を見てしまったのだ。その依頼品は美しい女性だった・・・・。
で、わたし的には、多くの観客と同様に「タクシー」方面のカーアクションを期待していたのであるが、その期待は良い意味で裏切られてしまった。
勿論、オープニング・アクションは、予告編でおなじみの銀行強盗の「逃がし屋」の仕事であったが、期待したカーアクションはそれだけである。しかし、オープニング・アクションは「タクシー」以上のカーアクションであったし、白いプジョーのタクシーも登場したしね。
で物語は転々とし、カーアクションから、カンフー・アクションへ、そして元軍人とコックといえば「沈黙の戦艦」へ、そして007系の大掛かりなアクションへと派生し、更には「マッド・マックス」や「レイダース」系のトレーラー・アクションへと発展してしまうのだ。
わたしの期待の方向とは若干違っているが、大変満足の行くアクション・シークエンスのつるべ打ち状態なのだ!!
さて、ジェイスン・ステイサムですが、ガイ・リッチー監督作品の「ロック、ストック&スモーキング・バレルズ」で見出され、ガイ・リッチーの次回作「スナッチ」でスターダムにのっかっちゃった訳だが、本作では女性ファン急増のスタイリッシュ・ピープルなのだね。
アクションの後でも、パンツ(スラックスね)の後の線が崩れてないのが凄い印象的でした。
スー・チーは、実は香港では50本以上の出演作を誇る女優なのであるが、本作で世界にデビューという感じだろうか。
あと印象に残ったのは、フランクの友人的警部役のフランソワ・ベルレアンである。この人もフランス映画では50本以上のキャリアを持つ俳優で、本作では憂いのある正義感溢れる役柄を演じている。
例によって最後に良い所をもってっちゃうタイプの役柄である。
クンフーアクションについては、コーリー・ユンのアクション・コーディネートはお笑いのツボ満点で、クンフー・アクションは非常にコミカルに、かつその辺のモノをよく利用するアクションで見ていて楽しいのだ。やっぱ香港系なのだ。
やはりちょっと寄りの画が多いかな。
脚本は、リュック・ベッソンとロバート・マーク・ケイメンですが、わたしは「ザ・ドライバー」系を想像してたのですが、いつのまにか「沈黙の戦艦」系になっちゃって、つまり安易な方面にいっちゃってちと残念だったのだ。
「ザ・ドライバー」ミート「沈黙の戦艦」+「007」+「マッド・マックス」かな。
オープニングのBMW登場シークンエンスは「マッド・マックス」でしたし。
トレーラー・アクションは「マッド・マックス2」だしね。
「トランスポーター」
"LE TRANSPORTEUR"
2002年/フランス/カラー/1時間33分/スコープ・サイズ/
ヨーロッパ・コープ作品
カレント・エンタテインメント、カナル・プリュス提供
共同製作:TF1フィルム・プロダクション
配給:アスミック・エース
監督:ルイ・レテリエ
出演:ジェイスン・ステイサム、スー・チー、マット・シュルツ、フランソワ・ベルレアン、
コメント