「アウトライブ」

2003年1月26日
韓国映画史上空前の大ヒット!
誰も見たことのない驚愕のSFXアクション大作!!

というコピーでおなじみの「アウトライブ」を観た。

物語は、元朝末期の中国、無敵の剣術の秘伝書「飛天神記」をめぐる壮大な伝奇浪漫なのだ。

まず、第一点目に、コピーと異なり、残念ながら見たことあるアクションでした。
また、アクション・シークエンスに寄りの画が多いので、アクションが見切れない、という弱点もありました。ジェット・リーの「キス・オブ・ザ・ドラゴン」あたりもそうでしたが、動けるアジアの俳優を使っているアクション映画はひいて見せた方が良いと思います。
ハリウッドのアクションは動けない俳優を寄って、カットを割って誤魔化す事が多いので、そういった演出になってしまうのかも知れませんが、正当アクションを見せた方が良いですわ。

と、言うのも、武術演出は香港チームだったりするのだ。つまり、誰も見たことのないSFXアクションは、旧来の香港映画のアクション・テイストなのだった。

で、もうひとつ、主役のシン・ヒョンジュンに魅力が感じられないのです。わたし的には。
ちょっとミス・キャストのような気がします。
一応絶世の美女スヨンの忘れ形見、という設定で美しい設定なのですが、日本人の感覚と、ちとズレがあるのかな。
脇は素晴らしかったです。特に、主人公の親友で生涯のライバルのジュングァン役のチョン・ジニョンは凄く良かった。良いところ全部とっちやった感じですわ。
あとキム・ヒソンは美しかったし、キム・ハクチョルは怖い感じですね。

方向は異なりますが、わたし的には「グリーン・ディスティニー」を観ろ!!って感じです。

もしかしたら、「グリーン・ディスティニー」ミート「ゼイラム」+「ジパング」って感じかも。

「アウトライブ」
「飛天舞」
2000年/韓国/カラー/1時間57分/日本語字幕:根本理恵
製作:タエウォン・エンタテインメント
共同製作:チャイナ・フィルム・コ゜プロダクション、上海フィルムスタジオ
配給:松竹
監督:キム・ヨンジュン
出演:シン・ヒョンジュン、キム・ヒソン、チョン・ジニョン、チャン・ドンジク、ジョン・ハナ、ソ・テファ、キム・ハクチョル、イ・ハンガル、キム・スロ

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