今日の話題は「タイム・マシン」です。
が、実は今年公開されたサイモン・ウェルズの映画「タイム・マシン」ではなく、H・G・ウエルズの小説「タイム・マシン」で、勿論サイモン・ウェルズの映画「タイム・マシン」の原作なのです。
あと余談ですが、サイモン・ウェルズはH・G・ウエルズの曾孫にあたります。
という訳で、岩波文庫版「タイム・マシン 他九篇」(H・G・ウエルズ著/橋本槇矩訳)を読了した訳です。
収録されている作品は「タイム・マシン」、「水晶の卵」、「新加速剤」、「奇跡を起こした男」、「マジック・ショップ」、「ザ・スター」、「奇妙な蘭」、「塀についた扉」、「盗まれた体」、「盲人国」の10篇。
勿論「タイム・マシン」や他の短篇の多くは子供の頃から何度も読んでいる訳ですが、今回は例によって外出中に読書中の本を読み終わってしまい、何か古典的なSF小説が読みたくなってしまったので、本屋でこの「タイム・マシン」を手に取りました。
で実際のところは、この短篇集に入っている「塀についた扉」が無性に読みたくなってしまった訳で、「タイム・マシン」を購入したのですよ。
「タイム・マシン」の物語については皆さんご存知だと思いますので、詳しくは紹介しませんが、やはり凄い小説だと思います。
あとがきにもありますが、時間をファンタジーや魔法の力で超越するのではなく、科学の力で超越する点と、ダーウィンの進化論と逆説的な退化論的な終末を物語に持ち込んでいる点、ラストの寂寥感あたりが来てますね。
この「タイム・マシン」は実際もう100年以上前の作品ですから、現在までのSF界に対する影響力は計り知れないですからね。
他の9編については、運命の皮肉さとか、無責任さとか、将来来るべく恐怖感とかが面白いですね。
皆さんはウエルズなんて、あまりにも古典過ぎて、読むつもりも無いし、機会もないかと思いますが、実際のところ誰もが少年時代に出会っている作家だと思いますし、今でも少年少女読書好きのSF的登竜門になっているのだと思います。ですから、まあ、機会があれば読んでみると楽しいかもしれませんよ。
余談ですが、今年公開されたM・ナイト・シャマランの「サイン」もウエルズに対するオマージュが感じられますね。
ところで、わたしは「サイン」肯定派です。
が、実は今年公開されたサイモン・ウェルズの映画「タイム・マシン」ではなく、H・G・ウエルズの小説「タイム・マシン」で、勿論サイモン・ウェルズの映画「タイム・マシン」の原作なのです。
あと余談ですが、サイモン・ウェルズはH・G・ウエルズの曾孫にあたります。
という訳で、岩波文庫版「タイム・マシン 他九篇」(H・G・ウエルズ著/橋本槇矩訳)を読了した訳です。
収録されている作品は「タイム・マシン」、「水晶の卵」、「新加速剤」、「奇跡を起こした男」、「マジック・ショップ」、「ザ・スター」、「奇妙な蘭」、「塀についた扉」、「盗まれた体」、「盲人国」の10篇。
勿論「タイム・マシン」や他の短篇の多くは子供の頃から何度も読んでいる訳ですが、今回は例によって外出中に読書中の本を読み終わってしまい、何か古典的なSF小説が読みたくなってしまったので、本屋でこの「タイム・マシン」を手に取りました。
で実際のところは、この短篇集に入っている「塀についた扉」が無性に読みたくなってしまった訳で、「タイム・マシン」を購入したのですよ。
「タイム・マシン」の物語については皆さんご存知だと思いますので、詳しくは紹介しませんが、やはり凄い小説だと思います。
あとがきにもありますが、時間をファンタジーや魔法の力で超越するのではなく、科学の力で超越する点と、ダーウィンの進化論と逆説的な退化論的な終末を物語に持ち込んでいる点、ラストの寂寥感あたりが来てますね。
この「タイム・マシン」は実際もう100年以上前の作品ですから、現在までのSF界に対する影響力は計り知れないですからね。
他の9編については、運命の皮肉さとか、無責任さとか、将来来るべく恐怖感とかが面白いですね。
皆さんはウエルズなんて、あまりにも古典過ぎて、読むつもりも無いし、機会もないかと思いますが、実際のところ誰もが少年時代に出会っている作家だと思いますし、今でも少年少女読書好きのSF的登竜門になっているのだと思います。ですから、まあ、機会があれば読んでみると楽しいかもしれませんよ。
余談ですが、今年公開されたM・ナイト・シャマランの「サイン」もウエルズに対するオマージュが感じられますね。
ところで、わたしは「サイン」肯定派です。
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