ノーマン・マクリーン著、渡辺利雄訳「マクリーンの川」を読了した。
この「マクリーンの川」であるが、映画ファンの皆さんは既にご承知のように、ロバート・レッドフォード監督作品、「リバー・ランズ・スルー・イット」(出演:ブラッド・ピット、クレイグ・シェイファー、トム・スケリット)の原作小説なのである。
そしてこの小説は、映画でクレイグ・シェイファーが演じたノーマン・マクリーンの自伝的小説なのである。
物語は、長老教会派の牧師でフライ・フィッシングの名手であるトム・スケリット演じる父親の元で宗教と同レベルでフライ・フィッシングの手ほどきを受けたノーマン(クレイグ・シェイファー)とポール(ブラッド・ピット)と、彼らマクリーンの川と最早神格化されたフライ・フィッシングを取巻く家族愛、兄弟愛、そして絆の物語なのである。
映画は、アカデミー撮影賞を受賞した程の大変美しい映画である。
フライ・フィッシングに限って言えば神の寵愛を受けてはいるのだ、人間的にはダメな人物であるポールの悲劇的人生を、兄ノーマンの視点で語っている、物語は若干盛り上がりに欠けるが、非常に詩的で叙情的な味わいのある、素晴らしい映画である。
わたし的には、映画の舞台であるモンタナの渓流でフライ・フイッシングのリーダー(透明な糸)が飛びかうだけで、感涙ものの素晴らしい映画なのである。
川の水を弾き飛ばしながら円を描くリーダー。
素晴らしいのだ。
映画ではフライ・フィッシング以外は、典型的なダメ人間であるポールを演じたブラッド・ピットが評価されがちな映画ではあるが、わたし的には前述のマクリーンの川が属しているモンタナの風景は勿論のこと、彼らの父親であるトム・スケリットが大変素晴らしい。本当に素晴らしい。ダメな息子を愛し、フライ・フィッシングを愛する厳格な父親を演じきっている。
小説は、ほとんど映画と同じストーリーで、−−というより、映画が小説を忠実に映画化した、というべきなのだが−−まあ正しい表現ではないが、映画の追体験が出来る事をお約束できる作品になっている。
フィッシングに興味の無い読者には、フライ・フィッシングの丁寧な描写に辟易とするきらいもあるが、その辺を乗り越えられれば、誰にでもお勧めできる素晴らしい作品なのだ。
なんだか映画の話ばっかりですね。
この「マクリーンの川」であるが、映画ファンの皆さんは既にご承知のように、ロバート・レッドフォード監督作品、「リバー・ランズ・スルー・イット」(出演:ブラッド・ピット、クレイグ・シェイファー、トム・スケリット)の原作小説なのである。
そしてこの小説は、映画でクレイグ・シェイファーが演じたノーマン・マクリーンの自伝的小説なのである。
物語は、長老教会派の牧師でフライ・フィッシングの名手であるトム・スケリット演じる父親の元で宗教と同レベルでフライ・フィッシングの手ほどきを受けたノーマン(クレイグ・シェイファー)とポール(ブラッド・ピット)と、彼らマクリーンの川と最早神格化されたフライ・フィッシングを取巻く家族愛、兄弟愛、そして絆の物語なのである。
映画は、アカデミー撮影賞を受賞した程の大変美しい映画である。
フライ・フィッシングに限って言えば神の寵愛を受けてはいるのだ、人間的にはダメな人物であるポールの悲劇的人生を、兄ノーマンの視点で語っている、物語は若干盛り上がりに欠けるが、非常に詩的で叙情的な味わいのある、素晴らしい映画である。
わたし的には、映画の舞台であるモンタナの渓流でフライ・フイッシングのリーダー(透明な糸)が飛びかうだけで、感涙ものの素晴らしい映画なのである。
川の水を弾き飛ばしながら円を描くリーダー。
素晴らしいのだ。
映画ではフライ・フィッシング以外は、典型的なダメ人間であるポールを演じたブラッド・ピットが評価されがちな映画ではあるが、わたし的には前述のマクリーンの川が属しているモンタナの風景は勿論のこと、彼らの父親であるトム・スケリットが大変素晴らしい。本当に素晴らしい。ダメな息子を愛し、フライ・フィッシングを愛する厳格な父親を演じきっている。
小説は、ほとんど映画と同じストーリーで、−−というより、映画が小説を忠実に映画化した、というべきなのだが−−まあ正しい表現ではないが、映画の追体験が出来る事をお約束できる作品になっている。
フィッシングに興味の無い読者には、フライ・フィッシングの丁寧な描写に辟易とするきらいもあるが、その辺を乗り越えられれば、誰にでもお勧めできる素晴らしい作品なのだ。
なんだか映画の話ばっかりですね。
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