スタートレックの最新シリーズ「エンタープライズ」の国内での放映が2002年11月、スーパーチャンネルで始まった。

スタートレックと言えばかつての「宇宙大作戦」(全79話)から端を発する米国のSFテレビシリーズであるが、このシリーズは、オリジナルシリーズである「宇宙大作戦」の後、「新スタートレック」(全178話)、「ディープスペースナイン」(全176話)、「ヴォイジャー」(全172話)と数々のシリーズが制作されており、スタートレック世界全体を包括するのは、最早素人では不可能であり、新たなファンを獲得するのが困難というような状況になっている。

しかし今回放映が始まった「エンタープライズ」は、世界観が複雑に肥大した現在の物語から、オリジナルシリーズ同様「エンタープライズ号の探査飛行」に焦点を合わせ、様々な異星人との交流や数々の冒険を描いているのである。しかも時代設定はオリジナルシリーズより過去の話、つまり映画「ファーストコンタクト」と「宇宙大作戦」の間の物語なのである。
従って、スタートレックの物語世界全容を理解しなくても十分理解し楽しめるシリーズになっているのである。

とは言っても実のところ、日本国内で放映されたのは、2時間枠のパイロットエピソードを第1話、第2話と数えてもやっと第3話なのである。ここでこんな話をするのは正に早計なのではあるが、昨日放映された第3話の"Fight or Flight"までを見る限り、「エンタープライズ」は正に元祖「スタートレック」の流れをくむ物語だ、という印象を受けた。

また、シリーズ初の歌もののオープニングではあるが、そのオープニング映像が素晴らしいのだ。帆船から、気球、プロペラ機からジェット機、ロケットから月着陸船、スペースシャトル、宇宙ステーション、そしてエンタープライズへと続く映像。
これはかつてのエンタープライズという名のついた多くの乗り物の記憶であるとともに、かつての冒険者たちの記憶を描写している正に感涙ものののオープニングに仕上がっているのだ。

諸君!それでは、人類に残された最後の開拓地を冒険しようではないか。

ご参考
STAR TREK U.S.S.KYUSYU
http://www.usskyushu.com/trek.html

オープニングの静止画(次のリンクの下部)
http://hoshi.sa.to/

スーパーチャンネル
(海外テレビシリーズ専門チャンネル)
http://www.super-ch.com/

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tkr

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